当研究会のめざすところ
〈ニュータウンからヴィンテージタウンへ ~まちを住み熟す・新しい地域文化の創造~ 〉

神戸市西区にある西神ニュータウン(西神中央・西神南・研究学園都市の総称)は、まち開きから27年~39年経過し世代交代が進む中、人口の減少や少子高齢化、施設の遊休化等の課題を抱えています。

一方では、ここが第二の故郷になった入居第一世代の高齢者、ここが故郷となったその子達、新たに転居してきた若い世代など多様な世代の暮らす街となり、地域に根差し、地域にかかわる暮らしや文化活動等を見るようにもなってきました。

こうした状況を踏まえ、諸課題に取り組みつつも、ニュータウンを豊かな充実した暮らしの場とするために「ニュータウンからヴィンテージタウンへ」というテーマを掲げ、歳月とともに味わい深く熟成していくニュータウンをめざし、活動を進めています。

設立の経緯と主な活動

当研究会は、西神ニュータウンを主に、地域の現況、課題、歴史等を知り学びあう場として活動を行っています。

研究学園都市にある5大学等の共同の公開講座「西神ニュータウンの建設と歴史」を契機に、平成15年2月に発足しました。

近年はニュータウンだけではなく周辺の農村地域等を含めた西区全体を対象にして、歴史・文化・住まい・農業・まちづくり・福祉・環境など、広いテーマを取り上げ、地域の方々や行政・専門家等を招いての例会を開催しております。また、地域活動との連携なども行っています。

定例的な活動としては、以下のものがあります。
①例会…月1回、講師を招いてお話を伺い、意見交換を行っています。
②縁卓会議…年に1回、特別例会として、地域活動に関わっている活動家や学生等が集まり、発表や交流をしています。
③見学会…これも年に1回程度、特別例会として、まち歩きを開催しています。

そのほか、刊行物の発行や各種団体との連携活動等を行っています。